



頑固おやじです。
この度はパソコンの不具合により掲載した写真が消滅してしまい応援戴いた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
謹んでお詫び申し上げます。その後、テンプレートの変更・改めて残っている写真を再掲載再し、大よそ九割程度修復することが出来ましたが、消滅してしまった写真が復元できませんでした。パソコンの知識不足と能力が伴わず完全修復は難しいと思われます。残された修復部分は改めて写真を撮り直し掲載する所存です。これからも≪頑固おやじの熱血料理塾≫応援よろしくお願いいたします。
今日は日本精進料理の基礎【黄檗流普茶料理】から青苔(チンタイ)を掲載します。
以前にも精進料理で≪西瓜ジャン≫の処で簡単に紹介iしておりますが改めて掲載いたします。
禅宗の御坊様たちは≪托鉢(たくはつ)≫と称する修行・布教・を兼ねて、あらゆる地域の隅々まで念仏を唱えながら各家庭をお参りして回ります。各家庭から≪お金・米・野菜・干物・お菓子≫等様々な品々がお布施・捧げものとして、住民たちから頂戴します。
寺に帰った≪修行僧たち≫は戴きものを食材別に選別し、日々の食料としていただき修行に励みました。
私達は、精進料理・普茶料理の原点は無駄を出さず、食材の命を≪仏の命≫として大事に戴くことが【精進】と教えられ、料理・お菓子などの調理技術を発展させてきたと思っています。
私の≪自論≫ですが歴史・文化の原点は≪料理・食材の応用≫。発明・発見は人間の根源≪本能・活きる力≫と思って料理に携わってまいりました。
話はこれぐらいにして本題≪青苔(チンタイ)≫造りに入りましょう。
≪材料≫
海苔 板海苔・焼きのり・韓国のり・刻みのり種類はなんでもOKです。
煮酒
濃口醤油
油(大豆油・菜種油) 家庭で使用している他の油を代用に使っても大丈夫です。海苔を揚げるための油です。
胡麻油 味付け油.。炒めて香り付けに使用。
≪作り方≫
①海苔をカラッとなるまで油で揚げ、金笊にあげて油切りをしておきます。



②フライパンにごま油少々を香り出汁に入れて①の海苔を炒めて、煮酒・濃口醤油で絡めます。
醤油の加減で【味の良し悪し】が変わります。味を確かめながら酒・醤油を加減してください。





③酒・醤油の成分が海苔に染み込み、海苔の表面に油が浮いて透けて見える状態迄炒り煮にします。
以前にも申し上げましたが、『桃屋の海苔の佃煮』等の原型になります。素朴な食材でいろいろな料理のトッピングとしても利用できる優れものです。是非お試しください。
来月位に【普茶料理・精進料理】の料理講習に≪胡麻豆腐(麻腐)≫か≪豆芽菜(トウミンツァイ)≫(もやしのポン酢和え)を紹介したいと思っています。ご期待ください。
『頑固おやじ』

